SHIMANAMI KIKOUしまなみ紀行
太平洋の恵みと漁師の愛がみっちり詰まった
ぴちぴちカンパチ&ぷりぷり若ブリは今が旬!!
今夏~秋、『しまなみ』でいちばんアツいのは「カンパチ」&「若ブリ」!! その名産地である南九州は宮崎&鹿児島へ足を運んだ仕入れ部。 美味しさのヒミツは、尋常ならざる愛情と見つけたり。
こちらは鹿児島県鹿屋(かのや)で育った「鹿屋カンパチ」
見よ、このデカさ!! 手に持つと生まれたての赤ちゃんとおなじくらいのずっしりとした重みが腕全体にのしかかります。
前日から大雨が降る中、鹿児島へ。今回はしー子(ぬいぐるみ)も同行です。未だ見ぬ極上ネタとの出会いに期待がふくらみます。
現地到着! 残念ながら雨。ひそかに楽しみにしていた桜島は・・・たぶん、このへん。
カンパチを愛してやまない好青年・壽川さんと、しー子の出会い。「寿司はもちろん、刺身も、煮ても炙っても美味しい。僕は特に炙ったカンパチが好き!」このあと炙ったカンパチを頂きました。確かに。むちゃくちゃ美味い! 職人から直接聞く食材の楽しみ方は、大きな財産です。
この部分が漢字の「八」に見えるので、カンパチというそうですよ。
時刻は朝5時前。まだあたりは暗い中、職人達のあうんの呼吸で次々と出荷されていきます。
広大な海にたくさんの生け簀。温かくて新鮮な海流の中、カンパチにとってストレスのない環境だから、のびのびと美味しく育つのね。
こちらは宮崎県串間(くしま)の志布志(しぶし)湾で育った若ブリ。ブリ養殖会社の社長・山瀬さんのブリを見る目が愛情にあふれています!ブリちゃんはまんまるに太っていて、すでに美味しそう~。
普段は海中に沈んでいる生け簀(エサの時だけ浮上)。台風などの影響を受けにくいのでストレスがなく、美味しいブリが育つんだとか。
地球環境に配慮し、地域と共存共栄する・・・未来を見据えた養殖環境を整えている。その熱い想いに、思わず身を乗り出して聞き入ります。
徹底的に安全・品質管理がされた加工場では、ラインと熟練の職人の見事なコンビネーションによって出荷されていきます。まさに職人技。
近くにあった“白姫えび”の陸上養殖場にもお邪魔しました。国内でも珍しい養殖方法を導入。担当者の方いわく「大切に大切に育てました。とっても美味しくて甘~いえびになりましたよっ!!」とのこと。
その名のとおり大事に大事に育てられた、お姫様みたいな可憐なこのエビは、これから本格的に養殖が始まるそうです。
(※ご提供は8月下旬~予定)
仕入れ部、『しまなみ』に帰還後…
企画会議では「カンパチの食感のよさはどう表現しよう?」「炙りは絶対食べてもらいたい!」「ブリはあの上質な脂感を表現したいよね」「馬刺しみたいに食べてみたら面白いかも」と意見が飛び交います。すべてはお客様の「美味しい!」のために。
会議をもとに、試作会議。ネタの並び方から薬味に至るまで、企画部・商品部・職人が三位一体となり、試作に試作を重ねます。
ついにネタが完成!! 現地直送の極上ネタをお客様のもとへ。生産者さんの思いと、しまなみの思いがどうかお客様に届きますように!
宮崎県 志布志湾 鹿児島県 鹿屋沖
各地に神話伝説の史跡が点在する南九州。ブリ・カンパチともに養殖生産量は全国トップクラスを誇る。温かく、早くて新鮮な海流が温かい海を好む魚の住みよい環境となり、南九州沖の水産業を支えている。